回り道をしながらもそれを乗り越え自らの志を実現していきます 第 226 号

 積水ハウス社長の阿部俊則さんは若い

頃、自己主張が強い、扱いにくい

社員だったそうです。

 阿部さんを変えるきっかけとなった

のは、ある一冊の本でした。

────────[今日の注目の人]───

◆ 謙虚、感謝 ◆

阿部 俊則(積水ハウス社長)

───────────────────

 営業に配属が決まり、働き始めた私でし

たが、いま振り返ってみても、「自分

が、自分が」と自己主張の強い、扱

いにくい人間だったと思います。

 実際、上司や同僚と意見が合わず、衝突

することも度々で、決して順風満帆な

サラリーマン人生というわけ

ではありませんでした。

 とはいえ、与えられた仕事には、情熱を

持って取り組み、当時の名刺にも「二十

四時間営業」と、自宅の連絡先まで

載せて、がむしゃらに働きました。

 そんな私の支えになってくれたのは、

城山三郎氏の伝記小説や歴史小説でした。

 城山氏が描く人物は、意に沿わない環境や

艱難辛苦に何度も直面し、回り道をしな

がらも、それを乗り越え自らの志を

実現していきます。

 「あの歴史上の人物もこんなに苦労し、

失敗したのか」「こんなふうに困難と

向き合ったのか」と、読むたびに

勇気づけられたのです。

 そして、三十代で出会い、貪るように

読んだ松下幸之助氏の『指導者の条件』

が、私の生き方を大きく変えること

となりました。

 本書の中に繰り返し出てくる……

※阿部さんは松下氏の言葉で「自分が、

自分が」という性格を変革し、その

後の仕事や人生を大きく変え、や

がて経営リーダーとして大成していきます。

『致知』2016年5月号  

       連載「私の座右銘」P76

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

           ございました。 感謝!

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