自分自身に語り掛け.考え.生きる 第 105 号

 イギリスの英雄にして、世界的政治家として

も有名なウィンストン・チャーチル。

 最新号では京都大学名誉教授の中西輝政

先生に不屈の人チャーチルの魅力を

存分に語っていただきました!

────────『今日の注目の人』──

◆ 不屈の人チャーチルに学ぶ ◆

中西 輝政(京都大学名誉教授)

───────────────────

 「決して屈服してはならない。決して屈服

してはならない。決して、決して、

決して、決して!」

 チャーチルといえば、国民を奮い立たせる数々

の名演説とともに、葉巻をくわえ、ブルドッグ

のような厳つい顔でVサインを決める姿を思

い浮かべる方が多いのではないだろうか。

 それはまさしく、ナチス・ドイツやソ連の脅威

に敢然と立ち向かい、強力な指導力で国に勝利

をもたらした「ウォー・リーダー」としての

イメージからくるものである。

 しかし、それはチャーチルという

人物の一面でしかない。

 実際の彼は実に繊細な心の持ち主であり、

自分の弱さを熟知した人物であった。

 国民を鼓舞する名演説も、実は国民に向ける

以上に自分自身に語り掛けるものであった。

 一国のリーダーとしてとてつもない重責を

担う我が身を奮い立たせるために

発していたのである。

 いま日本は、新しい時代に進むべき道を見極

める重要な局面に差し掛かっている。

 その際に、これまでの人類の歴史に指針を

求めることは大変有意義なことである。

 その点、このウィンストン・チャーチル

という人物には、噛んでも噛んでも

味わい尽くせない深みがある。

 現代にも通じる示唆に満ちた

彼の人生を辿ってみたい。

  月刊誌『致知』 2016年4月号 

           特集「夷険一節」

      今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。 感謝!

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