真心を尽くしてすれば何事も成功するが.反対におごり高ぶる態度ですれば必ず失敗する 第 783 号

 『致知』では毎号、テーマを立て特集を組む

編集方針を採っており、冒頭には、その号の

特集テーマを読み解く「特集総リード」

を掲げています。

 たった一ページの中に、心を鼓舞する

言葉や、人生の指針となる言葉

が凝縮されています。

 本日は過去の号からその一部を

ピックアップしてお伝えします。

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 人生をひらくとは心をひらくことである。

 心をひらかずに固く閉ざしている人に、

人生はひらかない。

 「ひらく」には、開拓する、耕す、

という意味もある。

 いかに上質な土壌もコンクリートの

ように固まっていては、よき種を蒔

いても実りを得ることはできない。

 心をひらき、心を耕す──人生を

ひらく第一の鍵である。

 社会教育家の田中真澄さんが

講演でよくされる話がある。

 人間の能力は、知識、技術、そして

心構えの三辺で表される。

 どんなに知識と技術があっても、心構えが

悪ければ、能力は出てこない。

 すべては底辺の心構えいかんにある。

 さらに、よき心構えは積極性×明朗性

で表される、という。

 なるほど、と思う。

 消極性×陰気では何事も成し得ない。

(中略)

 心構えに関する田中真澄さんの卓見がある。

 「心構えというのは、どんなに磨いても

毎日ゼロになる能力である。

 毎朝歯を磨くように、心構えも毎朝

磨き直さなければならない」

 人生をひらく第二の鍵である。

 『論語』と並ぶ古典『大学』は全編これ、

人生をひらく教えに満ちている。

 中でも心に響く一文がある。

 「必ず忠信以て之を得、

 驕泰(きょうたい)以て之を失う」

 まごころを尽くしてすれば何事も成功するが、

反対におごり高ぶる態度ですれば必ず

失敗する、ということである。

 人生をひらく第三の鍵といえよう。

 最後に、二宮尊徳の言葉。

 「太陽の徳、広大なりといえども、 芽を

出さんとする念慮、育たんとする気力

なきものは仕方なし」

 発憤力こそ人生をひらく源である

ことを忘れてはならない。

 ───『致知』2009年7月号

       「特集総リードより」

 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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