相手の眼をじっと見ながら真剣に聞くのである 第1,651号

 松下幸之助さんの経営は、常に「人間大事」で

あり、「数字大事」で進められたことは1度

もない。社員に「誇り」と「励まし」と

「感謝」と「感動」を与えたおかげで、

会社を成長させ、とてつもなく大き

な成果を上げた。その人間大事

経営の要諦は、いかに年月が

経っても変わらない。

 声をかけよ「あんた、どこで仕事しとるんや?

大変か?気分よく仕事してくれてるか?それ

はよかった。これからも頑張ってや」

(松下が社員たちに毎日かけていた言葉)

 経営が厳しいときに、社長が心がけなければ

ならないことは、できるだけ社内を回り、社

員一人一人に声をかけることである。

 「なんだ、そんなことか」と思われるかも

しれないが、実はこれが、経営危機を克服

するための重要なポイントなのである。

 耳を傾けよ「君、こんなに世の中が速く動い

ているというのに、たとえ一時間でも何の

変化もないということはないやろ」

 松下幸之助さんという人は、近現代の日本

を代表する経営者だが、けっして独断

専行型の天才ではなかった。

 常に人に話を聞きながら、人にものを

尋ねながら経営を進めていった。

 社会のこと、政治のこと、経済のこと、とに

かく何でも「君はどう思う?」「この件は

どうしたらいいと思う?」と聞いて回る。

 そうやって膨大な量の情報を手に入れ、

それを頭の中で整理しながら決断

を下していったわけである。

 松下幸之助さんのところには、日々ひっ

きりなしにいろいろな人が訪れる。

 そういう人たちの話を聞くとき、松下さん

は「その話は前に聞いた」とか「それは

私の考えていることと同じだ」という

応対を、ただの一度もしたことはなかった。

 いつもいつも「君はいいことを言う

な」「君はなかなか賢いな」という

ふうに感心しながら聞く。

 椅子から身を垂り出し、相手の眼をじっ

と見ながら真剣に聞くのである。

 真剣に考えても、深刻に考えるな

 「行き詰まっても行き詰まらない。

困っても困らない」(松下幸之助)

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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