没頭さえしてしまえばいつの間にか好きになっていく 第 814 号

 堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、

希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、

なにかを演じる必要もなくなった堀江氏が

はじめて素直に、ありのままの心で語る、

「働くこと」の意味と、そこから

生まれる「希望」について。

 思えば学生時代の僕なんて、地味でひね

くれた田舎者でしかなかった。

 そこからどうにか変わることができたのは、

小さな成功体験を積み重ね、自分の

殻を打ち破ってきたからだ。

 はじめの一歩は、すべて地道な足し算である。

 あなたが「変わりたい」と願っているなら、

僕のアドバイスはひとつだ。

 ゼロの自分に、イチを足そう。

 掛け算を目指さず、足し算からはじめよう。

 僕には確信がある。

 どんなにたくさん勉強したところで、たくさん

の本を読んだところで、人は変わらない。

 自分を変え、周囲を動かし、自由を手に入れる

ための唯一の手段は、それは「働くこと」なのだ。

 堀江家には文化や教養といった

言葉とは無縁だった。

 家には書斎はもちろん、まともな本棚も

なければ蔵書さえない。

 なんな堀江家にあって、唯一読み応えの

ある本といえば、百科事典だった。

 小学校時代、僕はひたすら百科事典

を読みふけった。

 感覚的には読書するというより情報から

情報へとネットサーフィンしていく

オタク少年に近いだろう。

 リニアモーター、コンピュータ、

そしてアポロ宇宙船や銀河系。

 百科事典には誇張も脚色もない。

 映画や漫画で見てきたような話が、淡々と

した論理の言葉で紹介されている。

 星の名前も国の名前も、遠い昔の国王も、

すべて百科事典で覚えた。

 ページをめくるたびに新たな発見があり、

知的好奇心が刺激されていった。

 百科事典のおかげだとは思わないが、

小学校時代、勉強はダントツだった。

 テストや教科書なんて、簡単すぎてつまらない。

 小学校時代、問題児であったが、小学校3年生

のときの星野先生が唯一の理解者だった。

 先生は、僕がせっせと百科事典を読んで

いることも、祖母が毎日唱えていたお経

をいつの間にか暗記してしまったこと

も、全部ほめてくれた。

 中高時代、勉強しなかったので

成績が悪かった。

 しかし、九州を脱出したかったため、

東大を目指した。

 東大の過去問を何度も読み返した結果、

僕のたどり着いた結論はこうだった。

 努力するのではなく、その作業に

「ハマる」こと。

 なにもかも忘れるくらいに没頭すること。

 それさえできれば、英単語の丸暗記

だって楽しくなる。

 これは中学時代にコンピュータのシステム

移植の仕事を通じて学んだ結論だ。

 何事も得意だとか苦手だとかいう先入観で

物事を判断せず、目の前の作業にハマって

しまえばいいのである。

 実際、単語帳の丸暗記は面白くて

たまらないゲームとなった。

 結果的に、僕はどうにか

現役で東大合格できた。

 あからさまな劣等生だった僕の合格に、

職員室は大騒ぎになったようだ。

 仮説を立てて、実践し、試行錯誤を繰り返す。

 そんな能動的なプロセスの中で、与えられた

仕事は「作り出す仕事」に変わっていく。

 人はなにかに「没頭」することができたとき、

その対象が好きになることができる。

 仕事が嫌いだと思っている人は、

ただの経験不足なのだ。

 仕事に没頭した経験がない、そこまでのめり

込んだことがない、それだけの話なのだ。

 どうすれば没頭することができるか。

 僕の経験から言えるのは「自分の手で

ルールをつくること」である。

 心の中に「好き」の感情が芽生える前

には、必ず「没頭」という忘我がある。

 無我夢中の体験だ。

 没頭さえしてしまえばいつの間

にか好きになっていく。

 堀江貴文

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今回も最後までお読みくださり、ありがとう

             ございました。感謝!

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