沈み切った心が癒されていったのです = 2-1 = 第 2,652 号

いま多くの人たちが毎月の『致知』が
届くのを心待ちにしてくださっています。
愛知県岡崎市で介護事業を営む水野園美様も
そういうお一人です。

水野様は早くに交通事故でご両親を失うなど、
その半生は苦労や試練の連続でした。そう
いう中で介護の仕事と出合い、自ら「のぞみ」
という会社を立ち上げられました。

そんな水野様の精神的な支えになって
いるのが『致知』。いまはスタッフの方々
と共に『致知』をテキストにした
勉強会(社内木鶏会)を実施。
笑顔溢れる理想的な介護を目指して
皆で日々頑張っていらっしゃいます。

ここでは9月に開催された社内木鶏全国大会での
水野様の感動的なスピーチを紹介します。

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(水野)

本日お伝えしたいこと、
それは「自らの死をどう迎えるのか」
家族が「弱る」そして
「看取り」をどう考えていくのか。

あまり考えたことがないし、
考えたくない事かもしれませんが、
自分のこと、
あるいは、ご自身の家族の事として
イメージしてみてくださいませんか。

私どもの仕事はここが舞台になるのです。

家族が高齢であったり、仕事をしていたり、
日々四六時中介護することは大変で、
自分や家族だけでは解決できない問題が
たくさん出てきます。

自分や家族が介護状態になる、看取り期になる、
死に向かっていく。
その時の自分や家族はどんな思いでしょうか、
そしてどんな状態でしょうか、
どこで最期を迎えたいでしょうか。

私どもの仕事は「死」と共にあります。
最期の瞬間をどこで迎えて頂くのか
「人はいつか必ず死ぬ」この事を目の
当たりに見てきている私どもは、最期の
最期まで真摯に向き合う覚悟があるのです。

介護業界では介護される当事者や
そのご家族の事をどれだけ考えられて
いるのでしょうか。同じ業界でも
私どもは明らかに違うと思っています。
なぜなら、私どもは家族の代わりになるという
強い覚悟があるからで、
世間一般に言う「介護サービス」ではなく、
言うなれば「家族サービス」と
定義しているからなのです。

私には両親がいません。
3歳の時、父が事故で他界し、
女手一つで苦労して育ててくれた母も
私が25歳の時、交通事故で亡くなりました。
喪失感と無力感しかなく、
なぜこんなにも不公平なんだと
世の中を恨みました。
1年後に離婚し、大切な子供とも
離れ離れになってしまいました。

自分を否定し絶望する日々。その頃、書店で
偶然手に取った本に「人生は自分次第」
書かれてあり、「こんな私でもやり直しが
出来るかもしれない」
と地元を離れる決心をしました。
何があっても生き切る――
ここから人生の再スタートを切りました。

致知出版社の人間力メルマガ

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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