早く退社できるよう.仕事には随分工夫を凝らしました 第 745 号

 優秀な人材が集まる日本IBM。

 生え抜きで取締役専務執行役員にまで

昇進を果たした福地さんのビジネス

人生の原点とは──。

───────「今日の注目の人」───

福地 敏行(日本IBM取締役専務執行役員)

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 私が入社した昭和60年は、日本IBMが

大量採用を始めた年でした。

 当初約1万人だった社員数が、僅か5年間で

約2万人に倍増したこともあり、同期は

1,700人近くおり、たくさんの

よき後輩にも恵まれた一方、

上には10歳以上年の離れた厳しい

幹部社員しかいませんでした。

 営業部門へ移り、最初に5年間仕えた上司は、

関西にその人ありと謳われたやり手でした。

 しかも、担当エリアの前任者で私の仕事を

熟知している上に、口ぶりに容赦がなく、

机を叩いて相手を罵倒するなどの厳し

い指導にめげてしまう部下もたく

さんおり、非常に手強い相手でもありました。

 私がその上司に何とか仕えることができたの

は、あの人は決して性格が悪いわけではない

会社のミッションのためにあえてそういう

態度を取っているのだろう、と客観的

に見ていたからです。

 とは言え、ずっと顔を付き合わせて

いるのは正直辛い。

 そこで私は、自分のミッションを速やかに

クリアし、少しでも早く退社できるよう、

仕事には随分工夫を凝らしました。

 特に心掛けたのは、その上司を普段からよく

観察し、何に関心を抱いているかを

掴んでおくことでした。

 そして10の指示を受けたら、関心の高い3を

最優先で処理し、本人の期待よりも早く

高い品質で返すのです。

 人間は同時に多くのことを記憶できないもの

で、あとの7は指示した本人も忘れている

こともあり、さほど急がなくとも

問題はありません。

 これはお客様にも言えることです。

 すべての……

※福地さんの原点となった20代の仕事ぶり

の続きは本誌でお楽しみください。

 『致知』2017年8月号【最新号】

      連載「二十代をどう生きるか」P98

今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。感謝!

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