日本では短期間で食の伝統が失われた = 2-2 = 第 2,666 号

家畜の餌となる穀物を巡る状況も、同様に深刻
である。大豆も、中国の調達量は日本の300万
トンに対して、実に1億トンにも及ぶ。
しかも中国の爆買いと原油高騰による
トウモロコシや大豆のバイオ燃料需要も増加し、
価格が高騰し、入手は困難になる一方である
これは牧草についても同様である。

さらに困ったことには、
穀物を輸送するコンテナ船が巨大化し、
中国の港には荷を下ろせるが、
整備の遅れた日本の港には寄港できず、
日本は割高な輸送料を払い、そこからさらに
積み荷を小分けして運ばなければならず、
物流面でも不利な状況を強いられているのだ。

野菜の自給率も80%とされるが、
その種の自給率は10%に過ぎない。
物流停止で海外から種が運べなくなったら、
自給率は8%になってしまう。

このように、37%という日本の食料自給率は、
化学肥料や飼料や種の自給率の低さも考慮する
と、実質的にはさらに低く、10%あるか
ないかだという驚愕の実態が見えてくる。

日本の豊かな食生活は実は飢餓と隣り合わせ
であり、薄氷の上を歩むような危うい状況に
あることを私たちは理解しなければならない。

では、なぜ日本の食料自給率はここまで落ち
込んだのか。その根本的な原因は……

●この続きは2023年1月号でご覧ください。
鈴木さんの論考では、

・日本では、世界でも例がないくらいに短期間
で食の伝統が失われた

日本はアメリカが儲けるのに都合のよい市場

・危険な食品が海を越えてやって来る

・安心安全な国内の農家と手を結べ

「いまだけ、金だけ、自分だけ」という
低い志から脱する

など、日本の食の安全保障を巡る驚くべき事実と
自らの身を守り、危機を脱する処方箋が語られ
ます。ぜひご覧ください。購読はこちら 

★本記事は【致知電子版】でもお読みいただ
けます。詳細はこちら 

★鈴木宣弘さんの食の安全保障を巡る衝撃的な
論考は、『致知』2023年1月号連載「意見判断」
に掲載されています。購読はこちら

致知出版社の人間力メルマガ

今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

スポンサードリンク

♥こちら噂の話題満載情報♥

ぜひ、いいね!を「ぽちっ」とお願いします

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください