日常というのはいとも簡単に壊れてしまうものなのである 第 2,503 号

解剖学者にして昆虫蒐集家でもある養老孟司氏。
大ベストセラーになった
『バカの壁』の著者としても有名です。

その養老氏が『致知』8月号(最新号)にて
いま若者たちに伝えたいメッセージを
投げ掛けられています。

★『致知』についてはこちらから

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(養老)

いまの20代の方々に参考になるような
若い頃の体験談を話してほしい、
とのご依頼をいただいたが、私の話を
どこまでご理解いただけるか自信はない。

街中にまだ牛や馬がたくさん歩いていた時代に
幼少期を過ごした私の話など、
いつどこにいても欲しいものが手に入り、
スマホ一つで誰とでも連絡がつく
いまの時代に生きる人には、とても
想像がつかないだろうと思うからである。

ただ、皆さんがいま当たり前のように享受
しているそうした豊かな生活が、
突如途絶えてしまう可能性を常に秘めている
ことは理解しておいてほしい。

このコロナ禍やウクライナ危機を通じて
痛感された人も多いと思うが、日常という
のはいとも簡単に壊れてしまうものなのである。

ましてや私たちが住むこの日本は災害国家で
ある。南海トラフ地震など、
近いうちに確実に起こると予測されている
巨大地震のリスクも抱えており、
もしそれが現実に起これば、
日本の社会基盤はたちまち崩壊し、多くの
国民が衣食住にも事欠く状態に陥るだろう。

日本語の「有り難い」という言葉は、
滅多に起こらないことを示唆している。
当たり前と思い込んでいた日常を維持すること
の大変さは、年齢を重ねていかなければ
なかなか理解できないことではあろう。

しかしこの記事を読んでくださっている若い
方々には、災害とどう向き合うかも含めて、
日常がいかに貴いものかということを
まず心に刻んでおいてほしい。

私自身、かつて一夜にして
世の中が180度変わる体験をした
ことがある。……


★養老氏はこの後、ご自身の若い頃の経験を
通して若者はいかにあるべきかというメッ
セージを投げ掛けられています。
続きは誌面でお読みください。

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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