年齢を重ねないと分からないことがあることを改めて知った 第 2,166 号

『致知』7月号の特集テーマは「一灯破闇」。
一つの灯火が闇を破る、という意味です。
編集長執筆の同号「特集総リード」(コラム)
には、その言葉を示す例として、7年間の
服役中に『致知』に出合った一人の元若頭Aさん
が取り上げられています。


Aさんは『致知』によって生き方がどのように
変わっていったのでしょうか。

───────────────────

一灯破闇の言葉で思い出す人がいる。
Aさんとしておこう。詳しい事情は
知らないが、Aさんは中学校もろくに通わず、
掛け算割り算も漢字も少年院で覚えた。
二十代後半で組の若頭になった。

その時、先代の親分から数冊の本を渡され、
こう言われた。「いまのお前はガラガラヘビだ。
ガラガラヘビは人を傷つけることはできるが、
人が寄ってくることもない。だが、同じヘビ
でもニシキヘビは大きくなればなるほど
山の主だ神だと言われる。


人の上に立つには人を学び、
ニシキヘビのような大きな人間になれ」

渡された本の中に『修身教授録』があった。
当時のAさんには心に響かず、流し読みをして
いた。しかし、今回の服役中に先代が亡く
なった。「人を学べ」と言われたのを思い出し、
『修身教授録』をしっかり読み直してみる気に
なった。するとどうだろう、文章の一つひとつ
に鳥肌が立ち、一語一語に胸が揺さぶられる。


年齢を重ねないと分からないことがあること
を改めて知った。


その『修身教授録』の中に『致知』の案内文
があり、こんなすごい本を出す出版社の雑誌
はどんなものか、読んでみようと思った。


そしていま、『致知』は手放せないものに
なったという。


最近いただいた手紙にはこうあった。「先日、
仮面接がありました。面接官の資料には、ここ
での私の生活態度の変化等が書かれているらしく、
私の姿勢、心のあり方が劇的に変わったのは
なぜかと問われました。私の答えは〝『致知』と
いう人間学の本に出会ったからです"、それ
以外ありませんでした」


Aさんの学びは独りに止まらない。Aさんの
生活態度、人格に惹かれた同囚の数人で所内
木鶏会も始まった。

Aさんは言う。「先日、木鶏会の一人が
〝一度『致知』を読んだらもう悪いことは
できなくなる〟と言っていました。

法律をどれだけ厳しくしても犯罪は減らない
のに、『致知』を読むとこのような心境になる
のですから、『致知』は本当に凄い本だと
思います」


★続きは最新号で。
最新号の詳細・ご購読はこちら

  今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

スポンサードリンク

♥こちら噂の話題満載情報♥

ぜひ、いいね!を「ぽちっ」とお願いします

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください