大きな潮流が一旦動き出したら なかなか止まらない 第 2,691 号

激変する世界情勢。
アメリカや中国、ロシアなど世界の大国は
今後、どのように動くのでしょうか。

国際政治学がご専門の京都大学名誉教授・
中西輝政氏は時代の流れを読むには
三つの要諦があると話されます。
 
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(中西)

私が時代の流れを見る上で
大切にしている三つの要諦について
述べておくことにします。

一つは、物理学でいうところの
「作用・反作用の法則」です
ある動きが起きれば、
短期的には必ずその反対の動きも
同時に起きることで、
プーチンがウクライナ侵略を始めるや、
アメリカやヨーロッパ、
とりわけドイツや日本などが目覚めて、
一挙にウクライナを支援し
ロシアの侵略への対抗に出たのはその典型です。

そしてこの点で、長年、私は、世論を喚起し
警鐘を鳴らし続けてきた一人として、
遅きに失した感こそあれ、
ここにきてようやく日本人が
国としての存立をかけた安全保障の必要性を
強く意識するようになったのは、
大きな成果だと喜んでいます。

二つ目は「慣性の法則」です。
中期的には、大きな潮流が一旦動き出したら
なかなか止まらない、
止まるにも時間を要するということです。

この法則から考えた時、三期目を迎えた
習近平体制の中国で今回、大胆な「民主化デモ」
が現れたからといって、いますぐ民主化に
向かうことはないだろうとは思います。

ただ、まるで巨大なタンカーのようだった
さしもの旧ソ連が一気に崩壊していった
ように、中国についても、
大きな流れの中にその崩壊の徴候を
注意深く観察していくことが必要です。

そして三つ目は……

『致知』2月号連載「時流を読む」

★続きはぜひ誌面でお読みください。

★中西氏は連載「時流を読む」にて、
その時々の国内外の動きを、大局的、
小局的にどのようにとらえたらよいかを
長年、国際情勢を見つめてこられた
鋭い視点で、
しかも、分かりやすく分析されています。

致知出版社の人間力メルマガ

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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