分相応にして今の暮らしに満足することが.結果的に天寿を全うする 第 363号

 無理はするな、自然体で生きよ

紀元前中国の戦国時代に成立したとされる

書物『老子』。

 その根幹思想である「道」は、いっさいの

現象の根底には人智の及ばない法則があるとし、

ただ自然の摂理に則して生きることを説いた。

 急激な社会変化への対応ばかりが叫ばれる今、

あえて一歩立ち止まり、平和的で柔軟な先人の

知恵を学ぶ。

 「なにもない」と考える。

 それがすべてのはじまりだ。

 あるがままに生きる。

 水のように生きる。

 「無為自然」という概念。

 「水」に柔弱なあり方を学ぶ。

 強い者は争わない。

 本当に強い者は猛々しくなく、怒らず、

争わず、人の下にいて、うまく指示する。

 自己主張せず、人々から敬愛を得る。

 知者はその知識をひけらかすことなく、

世の中に同化しているのがよい。

 柔弱なるものは剛強なるものに勝つ。

 女性はへりくだることによって、男に勝つ。

 老子は「生命」というものをことのほか

大切と考え、その考えが生命を生み出す

源としての女性への尊敬の念へと

つながっている。

 敵に勝利するためには、自分の欲している

ことをそのまま行うのではなく、目的と

逆のことをすべきだ、と逆説の

戦術を述べている。

 余計なものは捨てよ。

 人間にとって大切なものは身体(生命)で、

名誉や財産はそれに比べたら取るに

足らないものだ。

 欲に溺れて身を誤るより、分相応にして

今の暮らしに満足することが、結果的に

天寿を全うすることにつながる、

と説いている。

 老子の時代は生きることが大変な乱世

だった。

 多くの人が戦争や災害や病で天寿を全う

できずに亡くなる運命にありました。

 そのため、老子は「生き延びること=人間の

最大の幸せ」と考えた。

 潔く身を引けば、名誉は永遠となり、

その後に落ちぶる心配もない。

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 今回も最後までお読みくださり、ありがとう

            ございました。 感謝!

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