優しい眼差しで相手を見つめるということも1つの大きな布施 第 2,236 号

たとえお金がなくても誰かを幸せにできる。
仏教は、そういう真理を分かりやすく説いて
います。

「何のために生きるのか」をテーマにした
京セラ名誉会長の稲盛和夫さんと作家の五木寛之
さんの対談は、仏教の教えから現代人の生き方を
紐解き読んでいて「なるほど」と思わせる
ものがあります。


『致知』創刊43周年記念キャンペーンの特典
『生き方入門』から、
お2人の対談の一部を紹介します。

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(稲盛)
白隠禅師は『坐禅和讃』の中で、
坐禅をして悟りを開くことも大事だけれども、
お布施をしたり念仏を唱えたり懺悔をしたり、
日常生活の中でそういう諸善行に勤めることも
悟りに近づくもとなんだと説いていますね。
 
六波羅蜜という仏の教えがありますね。
布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧、これを
実践するだけでいいと私は思っているのです。


つまり布施は、人様のために一所懸命奉仕をする
こと。持戒は、人間としてやってはならないこと、
人様が不愉快に思うことをしないこと。


忍辱は、人生における様々な困難を耐え忍ぶ
こと。精進は、一所懸命働くこと。
禅定は心を静かに保つこと。


そういうことを地道に続けていけば、魂が
磨かれ、心がきれいになり、智慧という悟り
の境地にまで達することができるということです。
 
いまお話しになった新しい平成の仏典を通じて、
せめてそういうことを
多くの人が理解するようになれば、と思います。

(五木) 
おっしゃる通りだと思います。
そういうものは道徳であって、
仏教というのはもっと高遠なものを
求めるんだと考えられがちですが、


僕はやっぱり教えと実践は
重なっていなければいけないと思いますね。
ブッダの生涯そのものがそうでした。
 
いまお話しになった布施の中には、「無財の
七施」(眼施、和顔施、言辞施、身施、心施、
床座施、房舎施の七つの施し)というのが
あって、僕は大好きなんですけれども、


眼施、つまり優しい眼差しで相手をじっと見つ
めるということも一つの大きな布施ですから。
和顔施、通りすがりにニッコリ笑って、相手
の心を春風が吹いたような気持ちにして
あげることだって大きな布施でしょう。

そういうことをお坊さんが分かりやすく語って
広く理解されるようになり、
様々な分野に導入されていけば、
世の中も随分変わってくると思います。

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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