人生どう生きるべきかということを考える 第1,548号

 全身これ胆かという関西電力初代社長・太田垣

士郎。彼の決断と覚悟によって黒部第四ダム

は完成し、関西の復興は成し得られた。

 社会のために命を削って大いなる賭けに挑み、

“経営の神様”松下幸之助をも脱帽せしめ

た男の生き様がいま甦る!

 太田垣士郎(おおたがき・しろう)は、

1894年、兵庫県生まれ。幼いころに

誤って鋲を飲み、その影響から

生涯病身であった。

 京都帝国大学を卒業後、日本信託

銀行を経て阪急電鉄入社。

 参禅による精神修養と創業者小林一三の

薫陶によって経営者の基礎を形作る。

 5年間阪急電鉄社長を務めた後、請われて

関西電力の初代社長に就任し、戦後

の電力不足の解決に奔走。

 「現代のピラミット」と呼ばれた

黒部第四ダム建設を決断。

 大破砕帯との遭遇など幾多の試練に直面したが、

持ち前の不動心によって見事完成に導いていく。

 性格は豪放磊落、信義に厚く、広い人脈を持ち、

財界の抱える諸問題の解決に尽力。

 社会のためにその身を捧げ尽くし、黒四竣工

の9か月後にこの世を去っていった。

 国家の基礎に電力があるという事実に違い

はない。電力会社の担う社会的責任

はこれ以上なく重いものだ。

 何か事故が起こったときには責任を追及する

が、日頃の貢献に感謝の気持ちを表

すことはめったにない。

 電気やガスや水道など、社会インフラといわ

れるものを我々はいつも空気のように享受

しているが、それを支えてきた先人に、

そして今も支え続けている人々に、

さして敬意を払ってはいない。

 太田垣の人生はリーダーとはどうあるべき

か、人生どう生きるべきかということ

を考える上で、この上なく豊か

な滋養に満ちている。

 特に晩年は魅力的だ。自我への執着を

離れ融通無碍で、彼の目指した

禅の境地そのものだ。

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 今回も最後までお読みくださり、

       ありがとうございました。感謝!

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