人は与えられた場で努力を重ねれば必ず成長します = 2-1 = 第 552 号

引用元: ・スカッとした武勇伝inOPEN

 

355:  2015/09/04(金)19:38:31 ID:k3i

自分でなく、昔勤めてた職場の同僚の話ですが。

当時いた部署は百人以上いる大所帯で、その中でさらに十数名ずつのチームに分かれてた。
その一つにちょっとしたシステム管理を請け負ってるチームがあった。
普段は職場全体で使ってるシステムの維持とか管理とかしてるけど、他のチームの依頼に応じてデータ処理や作成、集計とかもやっていた。
で、そのチーム(便宜上、システム班とでも呼ぶが)に、Aという男がいた
こいつはシステム班でも唯一、特殊な技術(ITとかプログラム関連の資格・技術)を持ってて、そのおかげで大抵の依頼に引っ張りだこだった。
傍から見てもかなり大変ではあったようだ。一つの依頼を片づけてもすぐさま別の依頼が舞い込んでくる、みたいな感じで。

それだけなら素直に同情するし尊敬もするんだが、このAという男、とにかく陰険で性格が悪いことでも有名だった。
他のチームが何か依頼するごとに「どうしてこんなこともできないんですかぁ?」といったり、仕事しながらぶちぶちと「あの能無し・・・・」と延々呟いてたり。
その癖、課長とか部長には媚を売り、自分がいかに健気に頑張っているかをアピールしてたんで、上司連中には可愛がられてたが同僚間の評判は最悪に近かった

かように、Aはいかに自分が大変で休む間もないかを上司に訴え続けていたんだが、あるとき入社二年目だか三年目だかの社員(以下、B君)を部下に付けられた
Aは嬉々としてB君にいくつもの仕事を押し付け始めた。
とはいえ、業務を教育する際にも「何でこんなこともわからないんだ」「説明なんていらない、見ればわかるだろ」みたいな感じで、B君はかなり苦労したらしい。
だが、B君はかなりの努力家だった。何を言われても文句ひとつ言わず、仕事を覚えていった。
Aと同じ技術持ちだったが、能力的にどちらが優れていたかは俺にはわからない。
ただ、B君は性格的に明るく愛想よく、そのくせ真面目熱心かつ素直で、何より人の悪口を言わない青年だった。本当に俺より年下かよと思うくらい人間が出来ていた

同じくらいの能力なら、誰だって気分よく依頼を受けてくれる方に行くわな。
ほどなくして、それまでAに依頼されていた仕事はほぼすべてB君に行くようになった
というか、今までAにぶちぶちいわれるのが嫌で極力依頼を控えてた連中も、B君には遠慮なく依頼をかけるようになっていた。かくいう俺もそうだった。
どう見ても往時のA以上の仕事を押しつけられてるように見えたが、それでもB君は依頼されるごとに「了解です!」と元気よく笑顔で応じ、すべてこなしていた
何こいつ野郎のくせに可愛いじゃねぇか、うちのチームに欲しいぜ、と何度も思ったのは秘密。

気がつけば、Aに依頼をかける・・・・というか、話しかけるのは、以前から奴を可愛がっていた一部の上司連中のみになっていた。
システム班にいた知人に聞いたところでは、普段やることがなく、ちまちまネットサーフィンしてたとか。

さて、そんな状態が半年ほども続いたあるとき、会社で大規模な業務再編があった
うちの部署も、上長が異動したりして、いくつかの業務が廃止されたり新たに付け加わったりかなり混乱した。
人員配置の変更やチームの統廃合もかなりあった、システム班でも所属社員の担当業務がいくつか変わったらしい。
で、誰かが意図したのかどうかはわからんが、Aに割り当てられるべき仕事が綺麗に空白になってたとか。要は干されてた。
上司の一人に「何で僕にシステム管理を任せてくれないんですか」と食ってかかってたAの姿はよく覚えてる。ほとんど半泣きに近かったような。
B君はというと、Aの部下という配置から外れ、システム班のエース格として相変わらず多くの仕事を任されていた。

さらに数ヵ月後の人事異動で、Aは正式に他の部署へ飛ばされていた。「何で俺が!?」と叫んでたらしい。
後日、先輩社員に聞いたことだが、Aは昔からあの性格のおかげで顧客と接する業務はまったくダメ、行く先々の部署の同僚からも軒並み嫌われまくっていたとか。
で、一念発起してIT・プログラム関係の勉強をして、システム班での地位を築いたんだと。
以後は自分を嫌っていた周囲への欝憤を晴らすかの如く、ふんぞりかえるような態度で仕事をしていた模様。
ちっとは同情してやるべきなのか、根本的に性根がひん曲がってる奴は例えスキルがあっても弾かれるというべきなのか。

B君は、Aにどれほどぞんざいに扱われ続けても「Aさんも大変みたいですし、仕事を教えてくれた人ですので」と決して悪口を言うことはなかった――
しかし、結果としてその能力と人格だけでAを排除してしまったB君は、ある意味恐るべき傑物だった。

356:  2015/09/04(金)19:50:33 ID:Grx
>>355
単にAの自業自得のような…。
Bくんすごいね。過労死しない

357:  2015/09/05(土)02:23:15 ID:0ze

>>355です。
>>356
うん、書いててそれは俺も思った。
だが、少し前まで偉そうにしてたAが徐々に暇そうにぼけっとデスクについてて、
その横で若いB君がひっきりなしにかかる内線や上司の呼び出しにバリバリ対応してる姿は、
残酷なほど対照的でありつつ素晴らしくスカッとしたんで。

ちなみに、一度B君に「大丈夫か」みたいなことを訊いてみたんだが、「死にそうですが何とかなります」
とあっけらかんとしてた。
Aが偉そうにいいつつ手を抜いてたのか、B君が優秀だったせいか、多分両方だったんだろうけど。

                          長くなりますので次号に続きます

 
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