世界における水の偏在が急速に進みつつある = 2-2 = 第 2,736 号

長年水に関わってきた専門家の立場で、
まず世界がいま直面している水問題について
記しておきたい。

一人の人間が一年間に使用する水は
1,700立方メートルといわれ、
それより少なくなれば水ストレス、
つまり日常生活に不便を感じる状態に
見舞われるといわれている。
そして2030年には世界人口の半数、
約40億人もの人が水ストレスに
見舞われることが予測されている。

主な要因は、急速な人口増加と
地球温暖化である。

過去100年の歴史を繙ひもとくと、人口増加率の
2倍の水が必要になることが明らかになっている。

現在80億人の人口がいまのペースで増え続け、
1.25倍の百億人に膨れ上がった時、
既に不足している水が現在の2.5倍も必要になる。

水不足に拍車をかけるのが、
地球温暖化に伴う異常気象である。
水資源というのは、必要な時に必要な量と質が
手に入らなければ資源として活用できない。

ところが、近年は各地で旱魃が長期化して
土地が干上がったり、
逆に洪水を起こすほどの異常な豪雨が頻発し、
水の安定供給が極めて困難になってきている。

また、かつて赤道近辺の海水は太陽の熱によって
温められ、蒸発して雲になり、温帯地域に
雨をもたらしていた。

しかし、地球温暖化で過剰に
温められるようになった海水は、
カナダやロシアといった高緯度地域に
大量の雨や豪雪をもたらすようになっている。

これらの地域では、大量の降雨を
想定した水インフラが十分整っておらず、
またその治水技術にも乏しいため、
深刻な水害リスクが高まっている。

その一方で、これまで豊富な雨量の恩恵を
受けていた温帯地域は、十分な降雨に恵まれ
なくなり、世界における水の偏在が急速に
進みつつある。

もちろん日本も例外ではない。
日本の水の約3割は……、

★続きは『致知』最新号にてご覧ください。
安全な水が手に入らなくなる未来をいかに
防ぐか。

●水資源はすべての経済活動の源
●外国資本に買収される日本の水資源
●水環境は国家の盛衰を左右する

など、吉村先生に水を巡る危機的現実と
その処方箋を語っていただきました。
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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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