不満の種や不便を発見する「なぜ」の部分が重要です 第 2,204 号

「快適生活」をコンセプトに人々の暮らしに寄り
添い、新たな価値を創出し続けるアイリスオーヤマ。
その成長を導いたものに、会長の大山健太郎さんが
若い頃から習慣化していたある考え方がありました。

『致知』最新号「二十代をどう生きるか」より、
大山さんのその考え方の部分を紹介します。

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(大山)

私が大切にしている考え方の一つに「NDD」
があります。Nは「なぜ」、
Dは「どうして」、
もう一つのDが「どうすれば」。

これを反復連打し、今日まで前例のない経営戦略
を打ち出して市場を開拓してきました。


オイルショックで苦しんだ時もそうでした。
NDDを考え抜いた結果、景気に左右されない
仕事をしようと、生活用品事業へと大きく
業態転換を図ったのです。


その代表例がガーデニング用品でした。
園芸好きの妻の姿を見て、「こんな商品があれば
便利だ」と生活者目線で開発していった結果、
その利便性を評価されて、1980年代のガーデ
ニングブームを牽引することができたのです。

世界を変えたと言われるクリア収納ケースも、
不便から着想を得ています。


当時は不透明な収納ケースが一般的でしたが、
私自身一人の消費者として収納ケースから
セーターを探すのに苦労した経験があったため、
「透明な収納ケースがあれば便利だ!」と思い
立ち、原料から試行錯誤を重ねて製品化を
果たしたのです。


恐らく、私同様、収納ケースに不満を抱く人は
多かったことでしょう。
しかし、「なぜ、どうして、どうすれば」
と考え進めた人がいなかった。
だからこそ、世界初のクリア収納ケースは
全世界で瞬く間に広がり、記録的なヒットを
遂げたのです。


近年は情報社会に移行し、「どうして、どう
すれば」という答えはインターネットで
検索すれば比較的容易に手に入ります。


それよりも、不満の種や不便を発見する「なぜ」
の部分が重要です。既存のマーケット内で戦う
のではなく、「なぜ」を突き詰め、市場を創出
すること。それがアイリスオーヤマの伝統精神
です。

致知出版社の人間力メルマガ

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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