タックスへイブンの多くはイギリスと強い結び付きがある 第 1,824 号

 大きな歴史の転換期の背景には、大規模な

脱税問題がありました。本書では、税制の

歴史と問題点を長年調べてきた元税務調

査官の著者が、「脱税」というキーワ

ードを通じて歴史的な事件の背景

を読み解き世界史をたどって

みるというテーマを持っています。

 脱税というと、なるべく税金を低くしたいが

ために細工をするというのが、一般的な「脱

税」のイメージでしょう。確かに、古今

東西でこのパターンは一番多いです。

 が、それだけではなく、圧政、 重税に対する

抵抗として、民衆が結託して、課税逃れに走

るという場合もあります。また富裕層や

貴族などが特権を活用し合法的に税

を逃れるということもあります。

 脱税業者が起こしたアメリカ独立戦争

 アメリカは元祖タックスへイブンだった。

アメリカ独立戦争は脱税業者が起こした。

 アル・カボネの逮捕を可能にした

所得税の創設。

 ロスチャイルド家は相続税で衰退した。

19世紀最大の金融家ロスチャイルド

「スエズ運河の買収資金をイギリ

スに貸す」という桁外れの財力。

 タックスへイブンの起源は19世紀

タックスへイブンのもう一つの起源

 タックスへイブンがヘッジファンドを生んだ。

タックスへイブンの背後にはイギリスがいる

 実は、タックスへイブンのバックには、

あの大英帝国の存在があるからです。

 タックスへイブンの代表格であるケイマン

諸島、ヴァージン諸島というのは、

イギリスの海外領です。

 また香港、シンガボールなど、タックス

へイブンにはイギリスの旧植民地が多く、

これらの国々は、今でもイギリスの

シティと深い関係があります。

 タックスへイブンの多くはイギリスと

強い結び付きがあるのです。

 国際金融センターとしての地位は、未だに

ロンドンのシティが握っているのです。

 なぜロンドンののシティが、これほど世界

金融に影響力を持っているのかというと、

タックスへイブンの総元締めだからです。

 イギリスの「経済力」というのは、世界経済

の中でそれほど大きいものではありません。

世界のGDPのランキングでは、だいた

い第5位くらいです。GDPはアメ

リカの6分の1にすぎません。

 大村大次郎『脱税の世界史』

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 今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝!

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