クリエイティブな人材が集まる場を設けて日本の田舎をステキに変える = 2-1 = 第 2,217 号

 神山には全国的に有名な観光スポットはない。

自然環境や景観にしても、神山程度のところ

はごまんとある。企業誘致に力を入れて

いる自治体も枚挙にいとまがない。

 それなのに、なぜここにエンジニアやクリ

エイターが集まるのか。ひとつは抜群の

IT環境だ。その町並みからは想像でき

ないが、神山は全国でも屈指の

通信インフラを誇る。

 それに、リフォームが必要な古民家は少なく

ないが、家賃は月3万円前後と都会に比べれ

ば圧倒的に安い。徳島市内まで40~50分

と利便性も悪くない。場所を問わない

働き方を模索している企業やビジネ

スパーソンにとって、神山は

極めて都合がいい。

 ヤフーやグーグルなど大企業の社員が短期滞在

で訪れることもしばしばで、空き家として放置

されていた古民家が続々と姿を変えている。

 その動きはオフィスだけではない。移住者の

増加に伴って、店舗や施設のオープンも相次

いでいる。ここ数年を見ても、パン屋や

カフェ、歯医者、パスタ店、図書館な

どが神山MAPに登場した。アーティ

ストやクリエイターなどクリエイ

ティブな人材の移住も進んでおり、

まさに町が新しく生まれ変わっている印象だ。

 鮎喰川の畔に広がる人口6,100人ほどの町、

神山。徳島市内から40分の距離だが、平地

が少なく、急峻な斜面にへばりつくよう

な集落が点在している。

 かつては林業で一時代を築いたが、木材価格

の低迷とともに人口は減少の一途をたどる。

高齢化率も46%と、少子化と高齢化に

悩み苦しむ中山間の典型のような地域だ。

 ところが、神山はITベンチャーの「移転

ラッシュ」に沸いている。名刺管理サー

ビスを提供しているSansanが、

2010年にサテライトオフィス

「神山ラボ」を開設したのを

皮切りに、9社のベンチャー企業が

古民家を借りた。

篠原匡『神山プロジェクト:未来の

         働き方を実験する』

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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