オーストラリアでは肩書よりも人格を重んじる 第 2,707 号

 オーストラリアは、日本が必要とする食糧、

鉱物・エネルギー資源の供給国で、日本の

将来に不可欠な国である。このオースト

ラリアをとことん、まるごと知ろうと

体験から学んだ、あらゆる分野を

カバーした紹介本である。

 オーストラリアという国は、ラッキー・カン

トリーであり、ハッピー・カントリーである。

 その背景には、無尽蔵の鉱物、天然資源に

恵まれており、この国の宝を海外に輸出

することによって、高い生活レベル

を維持、発展させることができる。

 第二次大戦後、オーストラリアに移住した人

は、1,700万人を超え、現在の人口2,550万

のうち、外国生まれかその親のどちらか

が外国生まれの人口は、その40%に

ならんとしている。

 全人口、2,550万人の90%が、海岸から

50キロメートル以内に住んでいる。

 オーストラリアは、イギリスを主体にした

アングロサクソン民族が移住し、

発展させた国である。

 現在でもアングロサクソン民族の背景を持つ

人たちが、人口の多数を占めている。しかも

政界、財界、教育界、メディアなどの重要

な分野にいたっては、いまでもその指導

的立場にいる人の90%以上を占めている。

 オーストラリア社会は、次のような背景

と特徴を持っている。

狩猟民族

契約主義

非階級・平等

ヨコのつながり

実直・積極果敢

ホンネ重視

自然支配

個人主義。

 オーストラリア人の一般的な行動様式を

要約すると、以下の通り。

 ∗時間にルーズである。しかし、ビジネス

の会議やアポに関しては時間厳守。

 ∗終業時間は厳守する。時間にルーズなのに

帰る時間は、きっちり守る。

 ∗勤務地で隣の人の仕事内容をよく知ら

ない。他人の仕事にはあまり関与しない。

 ビジネスのオージー・ルール

 ∗会議はできるだけ短く簡潔に。

 ∗自分の学歴、資格、実績、肩書などを

必要以上に売り込んだり、吹聴する

ことをしない。

 ∗オーストラリアでは、肩書よりも人格を

重んじる。

 ∗会議や約束には時間厳守。

 オーストラリア社会に対する鉱業の貢献度

は、他の先進国と比較すると相当高い。

鉱業に従事する人たちは、100万人を超える。

 産業全体の30%から40%に当たる資金を

資源探査、開発、設備、インフラに

新規投資を行っている。

 オーストラリアの新聞の特徴は、そのほとんど

が州都単位の発行で、全国展開をしている一般

日刊紙は、一紙だけである。ほかに経済紙が、

一紙ある。

 オーストラリアは、世界でも情報通信が大変

発達している国で、有数のIT大国である。

 著者は長期にわたり日豪間の貿易、経済協力、

企業誘致、観光促進、文化交流に尽力。

田中 豊裕 (著)『オーストラリア大全』

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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