どんな人でも何がしかの素晴らしい役割を持って生まれてきた 第 2,322 号

一代で京セラを世界企業に発展させるとともに
経営破綻に陥った日本航空(JAL)を
短期間で再建に導くなど、
新・経営の神様との呼び声高い稲盛和夫さん。

若い頃に読んだ『「陰騭録」を読む』
(致知出版社刊)には大変感銘したと語られて
います。

名経営者はいかに古典をビジネスに生かして
きたのか。「経営と人生」をテーマに行われた
特別講演から一部をご紹介いたします。

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(稲盛)
宇宙の真理を解くことは
大変にむずかしいことだろうとは思います。
ですが、むずかしいことをむずかしく理解して、
むずかしい人生を歩くことほど
むずかしいことはなかろうと思います。


私はむずかしいことを単純に理解して、
そこに真理を見出し、それを守ることに
よって人生は全うできると思います。

私は化学の技術屋で、ずっと
セラミックスの研究一筋できました。
ですから、哲学的、文学的な本を
たくさん読んだわけではありません。


しかし、安岡先生の本を読ませていただいて、
自分がどういう運命を持って
生まれてきたかはわからないにしろ、
善きことを行うことによって、運命がいい方向
に行くであろうということを学びました。

運命とはその人の行いによって変わるもの
であり、同時に禍福とは自分が思い、
求めることによって得られるものであると、
安岡先生は『陰騭録』(いんしつろく)を
通しておっしゃっています。

仏教には「思念は業をつくる」という言葉が
ありますが、それも同じことです。業はカルマ
とも言います。

ものごとを思ったり念じたりすると、仏教で
いう因果応報の「因」(原因)をつくります。
業は原因ができると、
必ず現象として現れてきます。
これが因果応報です。

世のため人のために尽くそうなどという、
大上段に振りかぶったようなことをいうと、
インテリであればあるほどせせら笑う人が
多いようです。

しかし、世のため人のために尽くすことほど
立派なことはありません。

私たちひとりひとりが
生まれてきた人生の目的は、
世のため人のために尽くすことです。


仏教では一燈照隅といいますが、
どんな人でも何がしかの素晴らしい役割を
持って生まれてきたわけです。
その役割を通じて、世のため人のために
尽くすことが大事なのです。

致知出版社の人間力メルマガ

 今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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