その問題を把握できれば、解決策はおのずから見つかる 第 284 号

 証明に用いる道具が数学で、正しさにたどりつく

のが数学的思考です。そして数学的思考に

欠かせないのが「ひらめき」です。

 本書では、問題を解決することでなく問題を見つける

ことだということを明らかにして、その能力を身に

つけると、人生をいかにエクセレントにできるか、

ということを示してくれています。

いわゆる数学として考える論理ですが、数学における

論理はすべて辻褄合わせなのです。

 数学も同じように、法則に対する「ひらめき」が

あって、その後、証明するために、

数式というツールを使うのです。その最たる人物が

フランスの数学者ピエール・ド・フェルマーです。

 数学的思考で生きるとは、誰にも見えていない

問題をいち早く見つけて、いち早く解く。

 できれば、一瞬で解いてしまうことだ。

 証明はあとでいい。

 ビジネスも本来はそうなのだ。

 ビジネスとは何か。

 その目的はお金を儲けることではなく、他人の

問題を解決してあげることだ。

 解決すれば、自然にお金が入ってくるように

なるのが、資本主義社会なのである。

 では、なぜ、人は問題を解決できないのだろうか。

 それは問題がわかっていないからだ。

 わかっていないから解決できないのである。

 結局、数学でもビジネスでも、問題を見つける

ことがまず大切であり、しっかり問題を把握で

きれば、解はおのずから見つかるのである。

 学問は、問題を発見することに意義がある。

 だれも見たこともない世界、見たことも

ない真実に迫るための思考があった。

 これを本書では、「数学的思考」と呼ぶ。

 数学は言語である。

 多くの人が、なぜ数学を理解できないのか。

 理由は簡単だ。

 数学の表記がわからないのだ。

 表記とはいわゆる数式のことであり、数式とは

数学のコンテンツを数学者同士でわかり

やすく交換するための道具。

 いわば、「言語」である。

 文系といわれる人々の多くは数学がわからない

のではなく、数学独特の「言葉」がわから

ないから、数学がわからないのだ。

 言語なら訳せばいい。

 フランス人の考え方を知りたいと思ったとき、

フランス語から学び始める必要があるだろうか。

 どう考えても遠回りだろう。

 フランス人の考え方を知りたいのであれば、日本

語に訳されたフランスの書籍を読めばいい。

 歴史や宗教、現在の風土、社会構造など、日本語で

書かれた資料を読めば、100%正確ではないに

しても、ある程度、必要な知識は得られるはずだ。

 数学のコンテンツを知るのもこれと同様で、

数学でわからないというのは、数学の

言語が分からないだけなのだ。

 数学的思考がどういうものであるか、しっかり

理解し、その上で、立体的イメージを構築でき

れば、すべてのことがクリアになってくるだろう。

 数学的思考はあらゆることを可能にする

思考なのである。

 苫米地英人

  『すべてを可能にする数学脳のつくり方』

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  今回も最後までお読みくださり、ありがとう

              ございました。 感謝!

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