ご先祖のおかげでいまの自分がある感謝!! 第 2,239 号

ご先祖様の存在なくして、私たちの存在は
ありません。

ここに紹介するのは、先祖の生き方が私たち
の人生にも大きな影響を与えているという
お話です。


経営コンサルタントの天明茂さんは、仕事の
一環として「家系分析」を行っていきました。


潰れた会社の再建のために社長さんに家系を
調べてもらって家族のあり方を見直すと、
家庭内の人間関係がよくなったり、
経営が持ち直したり、慢性病が治ったり、
ということが数多くあるというのです。


聴き手は筑波大学名誉教授・村上和雄先生(故人)
です。


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(村上) 
家系図だけを見ても、その背景にあるもの
まではなかなか分かりませんものね。

(天明)
私たち夫婦は両親と同居していたのですが、
私の父と妻との間に確執がありました。


しかし、調べていくと妻と父だけでなく、
母と義理の祖母、祖母と義理の曾祖母、
曾祖母とその上の高祖母の間にも似たような
確執がありました。同じパターンが何代にも
わたって繰り返されていたんです。


このままいったら、今度は私たちが子供と争う
ことになる。「うわぁ、これは何としても
汚れた家系を正さなきゃ」と思って、さらに

調査を進めたら、他にもいろいろなことが
見えてきました。


例えば、曾祖父母は粟餅屋をやっていた
同じ名字の天明家に夫婦養子に入るのですが、
養家先の両親との対立が激しくなって養子縁組
を解消し、絶家していることが分かりました。


粟餅屋の両親が「このままだと絶家してしまう」
と泣いて頼むのを振り切って曾祖父母は家を
出てしまう。

その時、曾祖父母は「勝手にしろ。その代わり
おまえたちが死ぬ時は馬乗りになって絞め
殺してやる」という捨て台詞を言われた、という
話を母が祖父母から伝え聞いていたというんです。

それを知った時には身の毛がよだちましたが、
そう思って改めて家系を調べていくと、家系の
中に首つり自殺をした人が何人もいたんです。


私にはまるで「首を絞め殺してやるぞ」と
いう怨念のようにしか思えませんでした。

(村上) 
あまり知りたくはない現実ですね。

(天明)
でも、それを知ったことがかえってよかった
です。粟餅屋をやっていた天明家の墓を探し
出し供養してから、不思議とよいことが
起こるようになりました。

妻と父の確執も不思議なくらいなくなりました。
というのも、確執の原因が家系分析によって
分かってきたんですね。


(中略)

(村上) 
そのように考えていくと、私たちは
あまり意識せずに生きていますが、時にご先祖
の恩に思いを馳せるのは大事でしょうね。

(天明) 
そのとおりですね。世の中には、自分の
心に親やご先祖が生きていない人が
たくさんいます。でも「ああ、ご先祖のおかげ
でいまの自分がある。ありがたい」という
感謝の思いを常に持ち続けていることでご先祖
は喜び、人生も好転するのではないでしょうか。

もう一つ大切なのは、自分たち親子、夫婦、
きょうだいが仲良くしていることですね。

(村上) 
そうでしょうね。家系をずっと辿っていくと、
最後には命のもとであるサムシング・グレート
に繋がるんです。つまり、サムシング・グレート
と人間は親子関係なんですね。

※『致知』2015年6月号

連載「生命のメッセージ」より一部抜粋

  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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