これは北朝鮮が得意とする両面戦術だ 第 952 号

 核戦争勃発か、回避か!? 秒読みの

針は刻々と進む。

 核ミサイル武装に狂奔する金正恩体制の

正体とその狙いは? 米韓両国による

「斬首作戦」の実行は? 日韓中

を巻き込む恫喝外交の真相は? 

 北朝鮮当局に深く食い込む朝日新聞ソウル

支局長が、核危機の深層を徹底検証する。

 2018年元旦。私は人気のない朝日新聞

ソウル支局に出勤した。

 休刊日でも出勤したのは、北朝鮮の金正恩

委員長の「新年の辞」を聞くためだ。

 彼は2013年から毎年、肉声でその年の

北朝鮮の施政方針を語ってきた。

 彼の発言は強硬かつ狡猾と

言えるものだった。

 「米国は決して我が国を相手に

戦争を仕掛けられない」

 米本土を攻撃できる核兵器を搭載した

大陸間弾道ミサイルの実戦配備

を宣言した瞬間だった。

 「これは北朝鮮が得意とする両面戦術

だ」とソウルの情報関係筋は語る。

 「実戦配備」を宣言した正恩の姿勢は、

半分は本当だが、半分は虚勢だ。

 正恩は米国による「斬首作戦」

に怯えている。

 正恩は「新年の辞」で「米国は我が国

に戦争を仕掛けられない」と言った。

 「もう核兵器を持っているのだから、攻

撃しても無駄だ」と言いたいのだろう。

 だが、これは「攻撃してこないで欲し

い」という願望も半分含まれている。

 北朝鮮の関係者を取材していると、この

ような虚勢と弱気がごちゃごちゃになっ

た複雑な状況が見えてくる。

 北朝鮮は2018年、南北対話や米朝対話

に応じながら、制裁緩和を求めつつ、

時間稼ぎに出る可能性が高い。

 時間を稼いで、その間に「米本土を攻撃

できる核弾頭ICBM」の能力を完全

なものにしようとするだろう。

 国際社会はこの企てを許してはならない。

 いったん、完成すれば、国際社会が北朝

鮮との交渉でたびたび使っていた「凍結

カード」が使えなくなるからだ。

 朝鮮半島はまさに「東アジアの

火薬庫」と化した。

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 2018/3/26(月)から北京に滞在中の

正恩氏習(総書記)氏が会談した

ようです。

 これからの南北・米朝の両首脳会談

朝鮮半島情勢が非核化を含む良い方向で

決着することを望みます。

今回も最後までお読みくださり、

    ありがとうございました。感謝

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