これが経営の大きな基盤になっている 第 2,539 号

福岡県北九州市内に
ガソリンスタンド3店舗を構える野口石油。
ここで、160人以上に及ぶ非行少年を
雇用してきたのが、会長の野口義弘さんです。

ご自身が少年時代に味わっ
た誰にも相手にされない寂しい思いを
非行少年に抱かせないため、
活動を続けておられます。
非行少年雇用実績で全国1位の同社で
行われている驚くべき採用活動の実情と
地域の人々に愛される理由について
お話しいただきました。

─────────────────

〈野口〉
野口石油では面接をしたら
絶対に断らないというのを、
一つの売りにしてきました。

〈――面接をしたら、必ず雇うと。〉

〈野口〉
そうです。そもそも非行少年たちが
ハローワークを訪ねることなんて
100%ありませんから、
警察関係や保護観察所、
保護司などが間に立って、
面接に連れてこられるわけでしょう。

でも、たとえ嫌々ながら
面接を受けさせられたにしても、
そこで断られたら、
彼らは自己否定感を味わうと思うんですよ。
「どうせ俺なんてつまらんやつだ」って。
私は子供たちにそんな思いを
絶対にさせたくありません。
だから、どんな子であろうと
面接したら即採用します。

それから野口石油には
解雇という言葉がありません。
ですから、再び罪を犯すことがあっても
辞めさせませんし、
18歳になったらちゃんと
運転免許を取らせるなど
ステップアップして、
野口石油よりもよい会社に
就職させることもしてきました。

私は非行少年たちを長年見てきましたが、
いまも全国に少年院でお世話になっている
子供が3600人ほどいると聞きますが、
そういった子供たちが地元に帰ってきた時に、
立ち直る機会を与えるのが
保護観察所協力雇用主の役割なので、
いまも一生懸命やっているところです。

〈――少年少女の教育と会社経営、野口さんは
この2つを両立してこられたわけですね。〉

〈野口〉
実はうちにはもう1つ全国1位があって、
それがご来店されるお客様の洗車率です。
名古屋にビユーテーという国内シェア
約6割の洗車機メーカーによる評価ですが、
だいたい一つのスタンドで月に
1500台から2000台は洗車していますね。
これが経営の大きな基盤になっているんですよ。

実は平成7年にスタンド経営を始めたものの、
最初の半年間はずっと赤字続きでした。

当時はセルフ販売の解禁で
業界再編が進んでいたことから、
生き残るためにと利益率の高い洗車に
力を入れることにしました。
そして独自に開発した「Nポリマー」という
コーティング剤を使った洗車の仕上がりが
地元で評判になったことで、
洗車台数が大きく伸びたんですよ。

うちは給油もセルフではないので、
すべて人の手を通じて、
温かみのある接客を心掛けてきました。
スタッフは皆一生懸命ですから、
お客様に他の商品をお勧めすると、ご褒美に
買っていただけることも多いんですよ。

(本記事は月刊『致知』
2016年12月号 特集「人を育てる」より
一部を抜粋・編集したものです)

★『致知』2022年9月号 特集「実行するは
我にあり」に野口義弘さんが再び登場!

同じく北九市で子供たちと向き合い続けてきた、
野口さんと旧知の仲である
スクールカウンセラーの堀井智帆さんと
語り合っていただきました。

・「愛というのは与えっ放しでないといけない」
「大人たちの本気が子供たちの未来を決める」
・「無償の愛は子から親に注がれている」

等々、お二人の壮絶な体験の中で掴んだ
生き方の哲学は深い感動を与えてくれます。

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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