ある時期深く考えて頭の中にそういう回路をつくることが大事 第 2,628 号

 ずっと、疑問に思っていたことがあった。

世の中の人は、なぜ、これほどたやすく

官僚、政治家、マスコミ、御用学者

嘘に騙されるのだろうか

 「経済は数学が分かっていないと分からない」。

そしていま、数学を知らないのをいいことに、

財務官僚は思うがまま国民を操ろうとしている。

 たとえば日本のバランスシート(資産)を

無視して債務だけをアピールし、増税、

増税だとわめく。勉強しない総理も

つられて鸚鵡返しになる。だが、

違うのだ。「名目成長をすれば消費税の

増税は必要なくなる」。これはグラフ

でも数式でも簡単に、完全に立証

できる。そう、われわれがだまされない

ために必要なのは「高校レベルの数学」なのだ。

 このたび、ようやく、その謎が解けた。

 自称「日本を代表するド文系頭」の編集者S君

に出会えたからだ。彼は、からっきし数学的

思考が弱い。用語の定義があいまいなまま

質問する。高校数学を一切合切忘れている。

 定義に無頓着な人は騙される。まず、定義して

から議論せよ。数学は、まず定義から始まる。

後は、論理展開。だから、数学の教科書

には、定義、定理、証明の三種類しかない。

 そのかわり、定義がはっきりしなかったら、

どうにもならない。

 経済を知るには、ファクトしか要らない。

 中学、高校の数学を勉強し直そう。

 確率がわからないと人生で損をする。

 単位に敏感になれ。

 数学の力は偉大。高校レベルの数学さえ

分かれば、いろいろわかることは多い。

 本当は、高校で等比級数なんか教えるとき、

例題として国債価格の話なんか盛り込めばいい。

 社会に出たとき、数学は役に立つ。高校の

数学全部できる人って、高校生のなかでも

5%もいないんじゃない。

 経済学を知るには高校の数学だけ勉強すれば

なんとかなる。加えて、会計もやっておけば

いい。会計は商業簿記のレベルを。

 経済に限らず、どんな分野でもそうだけど、

ある時間ちゃんと根詰めて考えられるか

考えられないかで、大きな差になる。

 自分の頭でずっと考えるのも大切。

 数学は、いちばん最初のときに、ちょっと

深く考えないと、そこから先が大変。

 ちょっと深く考えて、自分の頭でスーッと

展開できるようになると、すごく速く

処理できるようになる。

 だから、ある時期深く考えて、頭の中に

そういう回路をつくっていくことが大事。

高橋 洋一  (著)『数学を知らずに

           経済を語るな』

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  今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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