「カネ・モノ・ケンリ」という資産の循環がある 第 786 号

 バランスシートは時計回りに読む! すると…

どこから、どのようにお金を手に入れて、

そのお金をどのように使い、そして、

どんな形で会社に残っているか、

お金の流れから会社の姿が見えてくる!

 「管理職として財務に強くなりたい」「取引

先の会社が危ないといわれ始めた」「株式

投資に興味がある」「就職が目の前に迫った」。

 巻頭には日本を代表する5社の決算書のデータ

を掲げ、その5社がどの会社かを当てる「決

算書クイズ」を出題した。

 本書を初めて手にした人は、まだ皆目

見当がつかないかもしれない。

 
 しかし、本書を読み終わる頃には、会社の財産

や儲け具合を知るには、どういった視点で決算

書を読めばいいのか、しっかりと頭のなかに

入っているはずで、このクイズの答えもス

ッキリとわかるようになっていることだろう。

 本書を手にしながら、会社の「成績表」でもある

決算書を読み解く旅に出かけていっていただきたい。

 「なぜ太平洋戦争が始まったか」という

質問に対して多くの人がいろいろな

立場で意見をおっしゃっている。

 会計士の立場で個人的な見解を申し上げるなら、

「石油を止められたから」という理由のほかに、

「それ以前から慢性的に続いていた陸軍と海

軍の予算分捕り合戦と、それに伴う政治的

混乱」も大きな要因の一つであったと思う。

 予算はとても重要だ。

 国政にも、金はかかる。

 家計だろうと企業だろうと国家だろうと、その

命運を握っているのは、詰まるところ「兵糧」だ。

 つまり「モノ」「カネ」だ。

 手持ちのお金をいかに配分し、どこで回収するか

といった絵図面をきちんと描けるかどうか。

 それが会計センスがあるかないかの

分かれ目になる。

 会計とは、つまるところ次の2つの局面で

生かす技術だ。

1.予算の作成。

(事業のスタートからゴールまでの資金配分)

2.実績の集計と分析

(決算)

 国家も企業も家計の運営も、

1.予算

2.決算

3.次の予算

4.次の決算

・・・

の繰り返しのなかで延々と続いていく営みなのだ。

 決算がわかれば、そのノウハウを予算の

作成に生かすことができる。

 だから会計知識である、決算の知識と決算書を

読む技術は、社会人はもちろん、次の日本を背

負っていく若者や子どもたちにも、「生きる

ための知のインフラ」としてぜひ等しく

身につけていただきたと願う。

 企業分析の9割は、バランスシートと損益

計算書をみることでカバーできる。

 残りの1割を補完的にキャッシュフロー計算書

で確認し、不正や資金繰り破綻のサインを

見つけられれば、さらに万全だ。

 ヤフーの決算書。

 注目すべきは利益率の高さ。

 売掛金による後払い分があれば、

営業収入はダウンする。

 税金や利息の支払も営業活動の1つ。

 総合的な稼ぐ力を示すのが経常利益。

 プラスなのはもちろん、伸びていることが大切。

 鉄道業の資産の9割は固定資産である。

 資産のだんご3兄弟。

「カネ・モノ・ケンリ」という資産の循環がある。

 柴山政行『決算書の読み方』

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 今回も最後までお読みくださり、

      ありがとうございました。感謝!

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