落語は人の心をつかむ術を身につけるツールとなっている 第 1,743 号

 株式会社ワコールに入社。3年間のサラリー

マン体験を経て、1991年に立川談志18番目

の弟子として入門。前座名は「立川ワコー

ル」。2000年に二ツ目昇進を機に、

川談志師匠に「立川談慶」と命名さ

れる。2005年、真打ち昇進。慶応

大学卒業の初めての真打ちとなる。

 “元ビジネスマン”異色の経歴を持つ落語家

が教える「落語」と「日本の伝統

芸能」の知識。

 吉田茂元首相は、人の心をつかむ

才能に溢れた人でした。

 彼の言葉は、表面的にはシニカル(冷笑的)

でありつつも、温かな人情味を秘めていて、

周りの人間を魅了し続けたそうです。

 その才能は外交の局面でも

遺憾なく発揮されます。

 執務中、ほとんど席に着かず、室内を歩き

回るのが常だったGHQのマッカーサー

に対し、吉田元首相は愛嬌を込めて

こう声をかけます。

  「まるで檻の中のライオンだな」

 そんな吉田茂が愛してやま

なかったのが落語です。

 彼の落語マニアっぷりは有名で、古今亭

志ん生師匠(五代目)や桂文楽師匠(八

代目)などを料亭にまで呼び、落語

をきいていたほどです。

 落語が彼の人間力、政治力に多大な影響を

与えていたことは疑いようがありません。

 その他にも、「日本資本主義の父」と称さ

れる渋沢栄一氏をはじめとする経営者など

にも落語を日常的にきいている人が

数多く存在しています。

 落語というのは、人の上に立つものにとっ

て必要不可欠な、人の心をつかむ術を身に

つけるツールとなっているのです。

 落語は人間の本質をも教えてくれます。

私の師匠だった故・立川談志(七代目)

は「落語とは人間の業の肯定だ」

と看破しました。

 平たく言うと、「人間とは所詮、どうしよ

うもないもの、なのだ」という意味です。

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 今回も最後までお読みくださり、

     ありがとうございました。感謝!

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